和敬清寂
「和」というのは、日本人が最も大事にしてきた言葉だと思います。
「和を以て貴しと為す」という聖徳太子の言葉にもあるように、その時代からすでに「和」が私たちの心を支える大事な根幹となっていたようです。
人との和だけでなく、料理や絵画、書などの調和、チームの和も大切ですね。
小苦樂でも「チームの和」大事です。

「和敬清寂」の四文字は茶道の心をしるした言葉と言われていますが、禅や茶道の世界だけでなく、日本人の求める心を簡素にあらわしているように感じます。
一期一会の縁で出会った者同士が、和やかに打ちとけて、お互いを敬い尊重し合い、清らかな心で、「寂」悩みも迷いもない純粋な境地にいたること。
小苦樂でも毎日お客様に来ていただき、様々な一期一会をいただいております。
甘味を召し上がる方、日本の伝統文化のお稽古や体験をされる方、目的は違えど和を大切にされている方ばかりです。
私たちも和を大切に「和敬清寂」の心で皆様と同じ方向を向いていきたいと思っております。
日々、イライラした時やうまくいかない事があった時、ふとこの四文字を思い出してみてください。
心が軽くなりますよ。