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お月見泥棒


大安、満月、秋の夜

すっかり秋の空気です。

私がまだ小学生のころ、

「お月見泥棒」と言う名の風習が

私の住む地域にはありました。

日が沈む頃、友達と共に待ち合わせて、、

「お月見どろぼうでーーーす!!」

と、大きな声で言いながら

地域中の家を自転車で訪ねては

その家の縁側に置かれた、

袋いっぱいに詰められたお菓子を

泥棒してまわります。

こんな堂々とした小さな泥棒たちに、

ジュースを出してくれる近所のお母さんも

いたりして、

来年はこのお菓子が良いと、

図々しくもリクエストをしたり

「何年生になったの?」とか

「おばあちゃんは元気?」とか

そんな話をしながら

また来るねー!と別れてはまた

べつのお家へ周るお月見泥棒's 

もちろん自分の家でも縁側に

泥棒さん達へ、

袋詰めのお菓子をこしらえますので

お母さんと一緒に行く

そのお買い物も毎年の楽しみでした。

センスの良い袋詰めのお菓子のお家を

目指すべく、私の好物のお菓子ばかり選び

今年は泥棒さんが全部持ってかないと

良いなぁ、、なんて。

考えてました^ - ^

お月見の時期になると、いつも

思い出す、大切な記憶です。


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